こんにちは、風の丘リハビリセンターの渡部です。
今回は入浴動作訓練の様子をご紹介します。
家によって浴槽の深さ、手すりの有無、配置は違うので、自宅の浴室環境に近い形で立ち上がり、またぎ動作をみていきます。
今回は自宅でも安心して湯船につかれるようにまたぎ動作訓練を中心に行っています。
まずはまたぎ動作の前に片足立ちをしてもらい、足の強さをみていきます。
安全のため手すりを掴んで、どれだけ足が上がるか、左右で安定性に違いがあるかをみます。
片足立ちは足のトレーニングになるのでよく行っています。
40㎝の高さの台をまたいでいきます。
足の上がり具合によっては台を低めにして、段階的に高くしていきます。
自宅の浴槽が深い方は、しっかり足を上げられるように台を高くしてまたぎ動作訓練を行います。
手すりをどのように持つか、またぐ足をしっかり上げられているか、バランスを崩しそうではないか
などをみて指導しています。
実際のまたぎ訓練も大事ですが、足を上げやすいように座ったまま筋力トレーニングもします。
ふくらはぎのストレッチをして足首をやわらかくしています。
足首が硬いとつま先が上がりにくく、つまずきやすくなってしまうので
しっかりと伸ばしていきます。
今回は入浴時のまたぎ動作訓練をご紹介しました。
自宅でお風呂に入るか、入るとしてもどのくらいの浴槽の深さなのか、手すりがついているか
といった課題を考えて、訓練をします。
福祉用具のレンタルや住宅改修などで手すりをつけてもらったり浴槽台を置いたりすると
訓練の目標も変わってくるのでご家族様、ケアマネージャー様と相談して考えていきます。