片麻痺の方のリハビリ
こんにちは、機能訓練指導員の渡部です。
今回は左手、左足に麻痺がある方のリハビリをご紹介します。
この方はリハビリをして以前のように家事が出来るようになりたいという希望があるため
手のリハビリを中心に行っています。
まずは手指の運動をしていきます。
手指にはいろいろな動き方があり、握る、伸ばす、つまむ、回す、横に開くなどがあります。
応用して様々な動作ができます。
中でも難しいのが「つまみ」動作です。
神経を使い、思うように動かなかったりして厳しい表情になることが多いです。
家事などの動作では「つかむ」「つまむ」といった細かい動作は必須なので
頑張って行っています。
ビー玉やおはじきを使ってのつまみ動作訓練も有効的で、箱から箱へ移してもらっています。
タイムや数を測れば、今日はこれくらいできた、前回はこれだけ、といった指標にもなります。
麻痺が無い人には、箸を使って箱から箱へ移してもらいます。
これも非常に難しく、よく他の利用者様にやっていただいて盛り上がっています。
こちらの写真は、バンドを巻いてもらっている様子です。
つまみとは違った動きが必要になるので行っています。
メインは右手で、その動作を左手で支えながら巻いています。
日常で作業する時は無意識に良い方の手ばかりを使います。
麻痺している手をメインに使うリハビリばかりでなく、
良い方の手を支えるための「補助的な動き」のリハビリも行っています。