こんにちは。風の丘リハビリセンター鳴海です。
今回は生活動作の訓練風景をご紹介します。
ご利用者様の奥様から「私はやってあげられないから」と、
ご主人の髭剃りを依頼されました。
ご自宅で奥様が髭をそるようにすすめても、自分では行わず
だいぶと長く伸びてしまっていました。
電気シェーバーをご用意くださったので
まずは職員がトリマーで短くしていきます。
すると、お願いせずとも、髭剃りが当たると
頬を膨らませたり鼻の下を舌で内側から押したり、
剃りやすいように協力してくださいました。
この動きがみられたので、
髭剃りを手にお渡しすれば、ご自分でできると見通しが立ちました。
ご覧の通りです。
細かいところも丁寧にご自分で行っておられます。
歳を重ねたり、ご病気によって、
以前は行えた事ができなくなってしまうことも少なくありません。
ですが、中には環境や条件を整えるだけで、
できなくなったと思われていることが、スムーズにできることがあります。
こうした動きは、過去の習慣的動作で「手続き記憶」と言われるものです。
今回のケースでは「手続き記憶」を活用して、
ご利用者様の機能を取り戻すことができました。
リハビリとは、生活を取り戻すという意味を持ちます。
リハビリ中やケア中にみられる、ご利用者様の小さな動きや微かな変化を捉え、
残された機能・特性を最大限に活かしたリハビリを提供し、
少しでも以前の生活を取り戻され、ご自宅でイキイキと過ごすための
お手伝いをさせていただきます。
雨降りだったり、カンカン照りだったり、
気温も湿度も日によって大きく変化しています。
体調変化も起きやすいので、気を付けてお過ごしくださいね。
🌟🌟🌟風の丘リハビリセンター鳴海でした。🌟🌟🌟